木は森に隠せ

自分の考えをアウトプットする。

働き方改革の本質 その4 ~忙しさの共有~

今は忙しいから・・・

女の子をデートに誘ったときの決まり文句である。

 

・・・いや、本質的には同じことなのだが、今日も働き方改革について書き進めるのである。

忙しいというのは、本質的に時間が全く無いのではなく、お前とデートする時間は確保できない、という意味である。これは自明の理。

 

もとい、忙しくない組織なんてあるのか?

前回のブログで書いたとおり、仕事というのは常に増えると考えて良い。

まるでエントロピーが増大するように。

 

つまり、放っておくと組織というのはやがて忙しい状態になるのである。

この現象を、経営者というのは知っているのか知らずに無意識なのか、人員というリソースを供給しないのである。

つまり、”ちょっと忙しいくらいが普通”ということである。

 

これに対して、我々は何ができるのか。

もう、限界を超えて働くことをやめるのである。

結局、サービス残業をしたりして、帳尻合わせをするのはやめる。

 

もしこれで本当に仕事が回らなくなったら、人員を増やすなり、不要な仕事を真剣に検討したりするのである。

すべては、今ある制約条件の中で、結果的に出来てしまっていることが、上層部へのリソース不足等が共有されない原因なのである。