手紙のやり取り
デジタル全盛である。むしろ、これからも更にデジタル化が促進していくだろう。
そんな中、たまに手紙をもらう。
先日ある古い知り合いのところへ行った。
この人は70歳である。この世代というのはおそらく微妙で、デジタルを使いこなしている人もいれば、デジタルと全く別世界に住んでいる人がいる。
この人は後者であった。
一緒に撮影した写真は、スマホで撮影した写真ではあるが、プリントして封筒に入れて送付である。
うーん、こういうことをする機会というのはどんどん減っている。
こうなると、だいたい一往復に2週間程度かかるのが普通だろう。
ただ、この生き急いだ世の中、この程度のゆっくりしたコミュニケーションというのは、また良い。
手書きに込められる気持ち、これはもはやバカにされるものであり、私も根性論とは反対の世界に生きてはいるが、やはりこうした手紙は手書きでもらうとやはり嬉しい。
デジタル化の進む中で、最後に残るのは人間の体である。
人間の体というのは、究極のアナログである。
スマホを見ているのも、最後はアナログの目である。
このアナログとデジタルの境界線の変化を意識しながら生活するのもまた一つ。