外国人とのコミュニケーション ~キューバでの民泊体験~
外国人とのコミュニケーションで重要なことはなにか。
私は、相手の目を見て話すことであると考えている。
日本人が外国人と英語でコミュニケーションを取る際、シャイな性格からどうしても相手の目を見ないで話すケースが多いと感じる。
相手は人間である。人間である以上、目でコミュニケーションを取ることは何よりも重要である。
言語なんて、どうにでもなるものである。
以前、キューバに行ったときの話である。
キューバというのは、スペインの旧植民地であることから、スペイン語が公用語となっている。
また、アメリカとの長年にわたる敵対政策の結果、英語を理解する人の割合が比較的低い。
キューバでは、ホテルの数が少ないこともあり、一般的にCasa Particularという、いわゆる民泊が、旅行者の宿泊先として一般的である。
当然ながら、キューバ人の家に泊まることになるのだが、キューバ人は英語をしゃべれる割合が少ない。
一方で私はスペイン語は全くわからない。
どうなることやら、という中ではあったが、私も比較的楽観的なタイプであるため、なんとかなるさ精神で乗り切った。
なんとかなるのである。
身振り手振りのコミュニケーション、目と目での合図、これらでかなりのコミュニケーションが取れる。
朝ごはんに出てきたパンについて、帰りの飛行機の中で食べるから持ち帰り用の袋をください、ということも表現出来た。
人間同士のコミュニケーション、まず大事なのは、伝えようとする心。そして相手の目を見て、自分の伝えたいことを一生懸命伝えるのである。
あのとき宿泊させてもらったキューバ人の家族の写真である。素晴らしい笑顔であり、非常に思い出深い。